KryoZon S9でゲーム性能を記録するときは、毎回同じゲーム場面から始めてください。S9のファンレス冷却ヘッドを装着した状態で、スマホ、画質設定、フレームの動きに最初に変化が見られた時点を記します。冷却ヘッドは水循環と半導体TEC冷却を使いますが、ヘッドの表示値は出所を明記したスマホの測定値とは別です。最初の記録欄はプレイするまで空欄にし、FPSを予測せず実際のセッションを反映させてください。KryoZon S9水冷スマホクーラーの製品仕様は冷却機器を説明するものであり、あなたのゲームでの実測結果ではありません。
この記事の要点
- 設定も記録して同じゲーム場面を繰り返せば、後のセッションと比較しやすくなります。
- 75gの冷却ヘッドでも、手に持ってプレイするときの握り心地は記録しておきましょう。
- 測定値にそれぞれ出所を記せば、冷却ヘッドとスマホの温度を区別できます。
- 次に変える条件を1つ決めれば、結果を作り出さずに次回の目的を定められます。
同じゲーム場面を使って設定記録を役立てる
毎回、慣れたルート、試合、または対戦場面を1つ選んでください。レースゲームなら同じコースと視点を繰り返し、シューティングゲームなら条件が異なるオンライン対戦ではなく同じ練習エリアを使います。ゲーム名とバージョン、スマホの機種、画質プリセット、フレームレート設定、充電状態を記録してください。KryoZonはS9の試験条件を提示していません。
プレイ場所も記録します。机上、手持ち、直射日光の当たる場所では、S9を取り付けたままでも条件が異なります。室温を測れる場合は、測定値と使った機器を記入してください。測れない場合は欄を空け、室内の様子を言葉で説明します。「暖かい部屋」を架空の°Cの値に置き換えないでください。
次回も同じ地点から始めてください。ゲームのロビー、ロード画面、実際のプレイは別の状態です。操作可能になった最初の時点と、動きが最初に不均一に見えた時点を記します。後からFPSやフレーム時間の記録が得られた場合は、取得時点も明記し、セッション全体ではなく該当する場面と測定値を結び付けてください。
Android DevelopersのThermal APIに関するガイダンスによると、端末の熱状態がアプリの潜在的な性能を制限し、ゲームエンジンがフレームレートを下げる場合があります。場面や条件の記録は背景を示しますが、特定のS9セッションでFPSが上がった証拠にはなりません。最初の冷却ありセッションを自分の基準として扱ってください。冷却なしでのプレイは任意であり、この記録欄はすでに実施したと想定していません。
KryoZon S9の性能記録に必要な水循環システムの設置
ゲームを起動する前に循環システムを設置します。S9の印刷版取扱説明書には、使用前にポンプを室温の水が入った大きな容器に完全に沈めること、空運転をしないことが記されています。プレイ中も安定する場所に容器を置いてください。ポンプを室温の水に沈めた状態に保ちます。説明書には容器の水量や冷却結果は示されていません。
ヘッドを取り付ける前に、容器からスマホまでの配管経路を確認します。S9の製品仕様には1.2mのチューブと磁気式・クリップ式の取り付け方法が記載されています。スマホと持ち方に合う方法を選び、普段の手の位置で冷却ヘッドがチューブに引っ張られないよう、余裕を持たせてください。S9製品ページには、幅92mmまでのスマホに対応すると記載されています。ケースが装着に影響する場合は、ケースを付けたか外したかを記録し、同じ設置条件として扱わないでください。
ポンプを水に沈めた状態で冷却ヘッドをスマホに取り付け、印刷版の操作手順に従ってケーブル途中のコントローラーから冷却を開始します。同じ手順には、電源を切るときは2秒間長押しすると記されています。S9の製品仕様にはHigh、Low、AIモードが記載されています。選んだモードは記録しますが、資料にない目標温度や操作順序を各モードに割り当てないでください。
S9の仕様には、出力30W、12V / 2.5A、Type-Cポート、75gの冷却ヘッドが記載されています。一方、印刷版説明書では対応する12V / 3Aの電源を推奨しています。仕様上の値と推奨値を区別し、実際に使った電源も記録してください。これらの数値からスマホのFPSは分かりません。
フレームの動き、温度の出所、握り心地、次回のテストを記録する
S9を使ったプレイ中、または終了直後に表を埋めてください。選んだプレイ場面での最初の観察を記し、同じ場面での後の観察を加えます。動きに目で見える変化があれば、最初に起きた時刻を記入します。変化に気付かなければ「気付かなかった」と書き、架空の時刻を作らないでください。FPSやフレーム時間は、実際の測定値があり、出所を特定できる場合にだけ加えます。
| 記録項目 | 最初の観察 | 後の観察 | 出所・メモ |
|---|---|---|---|
| スマホ、ゲーム、バージョン、繰り返す場面 | ________ | ________ | 設定:________ |
| プレイ経過時間 | ________ | ________ | 使用したタイマー:________ |
| FPSまたはフレーム時間 | ________ | ________ | 測定値の出所:________ |
| S9冷却ヘッドの表示値 | ________ | ________ | 冷却ヘッドの表示値と明記 |
| スマホのバッテリー測定値(取得できる場合) | ________ | ________ | センサーとアプリ:________ |
| スマホのSoC測定値(取得できる場合) | ________ | ________ | センサーとアプリ:________ |
| 握り心地とチューブの位置 | ________ | ________ | 手を置く位置:________ |
| 最初の動きの変化と次回のテスト | ________ | ________ | 次に変える条件:________ |
製品仕様によると、S9にはリアルタイムの温度表示があります。その表示から得た数値は「S9冷却ヘッドの表示値」と明記してください。参照できる資料には、表示値がスマホのどのセンサーを示すかは記載されていません。スマホのバッテリーやSoCの欄には、測定値を出したセンサーとアプリを記します。(KryoZon製品仕様)
フレームの動きは数値だけでなく文章でも記録してください。場面を通して動きが安定していたか、特定の出来事で乱れたか、その後戻ったかを記します。Android Developersのガイダンスは端末の熱状態とアプリの潜在的な性能との一般的な関係を説明していますが、S9の記録で動きが乱れた原因を特定するものではありません。乱れた時点の時刻、場面で起きたこと、測定値があればその出所を記してください。
画面だけでなく握り心地も最後に確認します。75gのS9冷却ヘッドでスマホの持ち方が変わるか、チューブが指に当たるか、プレイの始めと後半で背面を快適に感じるかを記します。製品仕様に冷却ヘッドの重量が記載されています。握り心地は個人の観察であり、計器による測定値ではありません。最後の欄には、チューブの通し方を変えるなど、次回試す具体的な変更を1つ記入してください。
ゲームセッションを同じ条件で比較する方法

冷却ヘッドの表示値とスマホのバッテリー測定値は、同じ場所から得た数値ではありません。スクリーンショットを撮ったのが操作可能になった最初の時点か、その後の負荷の高い戦闘中かを記し、場面を説明してください。参照できる資料では、S9の表示値が何を測っているかを確認できません。
Androidの熱と性能に関する資料には、端末の熱状態がアプリの潜在的な性能を制限し、ゲームエンジンがフレームレートを下げる場合があると記されています。ただし、あなたのスマホでS9による改善があったことを示すものではありません。見つけたカクつきを説明し、記録方法からフレーム時間の値が得られる場合にだけその値を加えてください。
性能のメモと並べて、モードと設置方法も記します。「High」のセッションと「AI」のセッションを同条件として比較したり、手持ちのプレイとスタンドに固定したプレイをまとめたりしないでください。S9の製品仕様にはHigh、Low、AIモード、1/4インチの真鍮製取り付けねじ、ポンプのメーカー公称値30dB未満が記載されています。この騒音値はメーカーの公称値であり、あなたの設置環境やマイクでの測定値ではありません。
ゲームの結果、スマホのセンサー測定値、冷却ヘッドの表示値、握り心地の観察は分けてください。欠けている、または確認できない測定値は、結果として扱わず空欄にしておく方が適切です。
変える条件を1つに絞って次回の目的を定める
最初の記録を使い、次のS9セッションで変える条件を1つ選んでください。チューブが親指の動きを妨げた場合は、ゲーム場面と画質設定を同じにしたまま通し方を変えます。別のモードを試すなら、スマホの位置と観察する時点を同じと分かるように保ちます。役立つ比較には変更点の特定が必要ですが、初回のプレイを管理された製品試験として扱う必要はありません。
スマホの機種、ゲームのバージョン、設定は両方の記録と一緒に保存してください。S9の設置が同じに見えても、ゲームの更新や画質プリセットの変更があると2回の結果を解釈しにくくなります。性能の記録が一致しなくなっても、役立つ握り心地の観察を捨てず、その違いを記してください。記録は他の端末向けのベンチマークスコアではなく、自分の後のセッションに使うメモとして保管します。
後のセッションでも、動きの乱れが最初に現れた時点と、場面で何が起きていたかを記してください。動きが安定していた場合も、そのまま記録します。どちらの結果からも、冷却ヘッドの表示値を使ってスマホ内部の温度を推測することはできません。
記録を終えた後も、設置が実用的であることを確認します。S9の印刷版説明書には、電源を切るには2秒間長押しすること、ポンプを空運転させないことが記されています。容器を移動したりプレイ姿勢を変えたりした場合は、次回のセッション前に設置手順を見直してください。その変更は記憶に頼らず、次の記録にも書き込みます。
各セッションの記録を比べ、S9使用時のフレームの動きと握り心地にどんな変化があったか確認してください。取り付け方法、動作仕様、現在の販売状況はKryoZon S9製品ページで確認できます。
製品仕様
| モデル | 冷却方式 | 消費電力 | 騒音 | 重量 | 取り付け方法 | ポート | 電圧 | マウント | モード | 素材 | 同梱品 | 対応サイズ | 表示 | 保護機能 | チューブの長さ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KryoZon S9水冷スマホクーラー - ファンレス液体冷却 | 水循環 + 半導体TEC | 30W | ファンレス冷却ヘッド、ポンプ<30dB(メーカー公称値) | 75g(冷却ヘッドのみ) | 磁気式 + クリップ式 | Type-C | 12V / 2.5A | 1/4インチ真鍮ねじ(多くの配信スタンド・三脚に対応) | 3モード:High / Low / AI | アルミニウム合金 + ABS | クーラー、ケーブル、クリップ、取扱説明書 | 幅92mmまでのスマホ | リアルタイム温度 | 過熱警告 + 自動停止 | 1.2m |
よくある質問
FPSカウンターが表示されない場合、何を記録すればよいですか?
FPSカウンターが見えない場合は、ゲームの場面、フレームの動きに最初に変化が見られた時点、その後に動きが戻ったかを記録してください。測定値がなければFPS欄は空欄にします。Android Developersの熱に関するガイダンスは熱状態が性能に影響し得ると説明していますが、特定のゲームでFPSカウンターを有効にする方法は示していません。
参考資料・出典
- 端末の熱状態はアプリの潜在的な性能を制限する可能性があり、ゲームエンジンがフレームレートを下げる場合があります。(Android Developers:Thermal APIと性能に関する説明)
- 操作前にポンプを完全に水に沈める必要があります。取扱説明書には、ヘッドの取り付け、冷却の開始、2秒間の長押しによる電源オフが記載されています。(印刷版S11/S9操作ガイド:共通の操作手順)